年明けて大手企業が立て続けにWeb3領域に関連した求人や商標登録を行ったことが明らかになった。米小売りのウォルマート(Walmart)やサンダルメーカーのクロックス(Crocs)、動画配信のHulu(フールー)、スポーツ用品プーマ(PUMA)の4社だとYahooニュースは22年1月18日伝えている。
ウォルマートが米国特許商標庁に対し、昨年12月30日にトークン発行やNFTなどに関する商標を合計で7件提出したとしてCNBCが22年1月16日に報じている。ウォルマートは「新興技術が将来のショッピング体験をどのように形作るかを継続的に調査している」と述べたという。
また、クロックスの名で親しまれるサンダルを製造する米クロックス社は11日に商標出願を行っており、米国特許商標庁(USPTO)によるとその内容は「デジタル・アセット、デジタル・コレクション、デジタルトークン、そして非代替性トークンなどのダウンロード可能なデジタルメディア」に関するものとなっている。
「ブロックチェーンベースのソフトウェア技術とスマートコントラクトで作られた靴、服、バッグ、アクセサリー、チャームの性質を持つバーチャル・グッズ」を管理、保管、取引するためのソフトウェアも含まれている。
実際のプロダクトの提供を行うかは不明であるものの、使用意思の項目(ITU)については、「イエス」とされていることから、その可能性は高いと見られている。
USPTOによると、まだマークを使用しておらずとも将来的に使用する意思がある場合は、ITUを基にした申請を行うことができる。また、その際には、実際の製品開発に関連する書類を、その意思の証拠として同時に提出することができるという。
シューズブランドのNFT領域への進出はここ数か月においてトレンドの一つとなってきた。デジタルのスニーカーを手掛ける「RTFKT」は、昨年12月にスポーツブランド大手のナイキ(NIKE)によって買収されたことを発表した事例がある。
その他にも、既に参入を行っているブランドにはアディダス、アンダーアーマーなどが知られているほか、PUMA もWeb3.0に関連する求人を行っていることが明らかになっている。
PUMAは1 月9日に人材募集、11日に商標登録出願を行っている。 同社が募集を行ったのは「デジタルカルチャー担当マネージャー」で、プーマに関するWeb3領域のリサーチやサポートを目的とした役職となるようだ。
募集要項には「NFT、メタバース、DAOなどのWeb3領域の深い理解」が第一に記載されている。 またプーマの今回商標の出願には「ダウンロード可能なバーチャル商品、つまりオンライン及びオンライン仮想世界で使用するための靴、衣類、ヘッドウェア、アイウェア、バッグ、スポーツバッグ、バックパック、スポーツ用品、美術品、おもちゃ及び付属品を特徴とするコンピュータープログラム」などといったメタバースに関連した説明が記載されている。
人気オンラインゲーム「フォートナイト」におけるファッションブランドとのコラボ事例などは、メタバース空間における自分のアバターを着飾るためのデジタルウェアラブルに対する需要を証明している。
今後も、誰もが知るようなブランドのNFT・メタバース参入に、注目が集まると考えられる。
【オリジナル記事・引用元・参照】
https://coinpost.jp/?p=310038
https://news.yahoo.co.jp/articles/1256654793053a68930fefbf423af9f98592ac96
* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。
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