アップル、「ペリスコープレンズ」に関する特許取得で iPhone14 Proシリーズに搭載期待

Appleが現地時間2021年7月13日、米国特許商標庁(USPTO)において、折りたたみカメラに関する特許を取得したことを、iPhone関連の最新ニュースや便利に使い倒す方法などを伝えるiPhone Maniaが2021年7月13日次のように伝えている。

Appleが今回取得した特許名は、「折りたたみカメラ」と題されたもので、特許に記されたカメラは一般的にペリスコープレンズ搭載カメラと呼ばれるものと同じで、プリズムを用いて光軸を折り曲げ、レンズの移動範囲を長くし高倍率ズームを実現しようとするものだ。

下記図表1Aには、Z軸(背面パネル側)から入った光がプリズム(141)で折り曲げられ、レンズシステム部(110)を通り最終的にイメージセンサー(120)まで導かれる様子が記されている。

図表6に記されたレンズシステム部には複数枚のレンズが収納されており、これをアクチュエーター(660)を用いて移動することで倍率が変更される。

ペリスコープレンズは、Google Pixel 6 XLの望遠カメラに搭載されると噂され、また、アナリストのミンチー・クオ氏や台湾メディアDigiTimesが、2022年モデルのiPhoneにペリスコープレンズ搭載カメラが採用されると伝えている。

ペリスコープレンズ搭載カメラは新機軸であることから、iPhone14でもProシリーズであるiPhone14 ProとiPhone14 Pro Maxが搭載すると予想される。ただし、システムはそれなりのスペースを必要とするため、筐体サイズの大きなiPhone14 Pro Max専用になることも考えられる。

なお、ペリスコープレンズとは潜水艦の乗組員が、海上の様子を確認する際に用いる潜望鏡のことを、ペリスコープと呼ぶが、ペリスコープレンズは光を90度屈折させることで、レンズとセンサーを水平ではなく直角に配置可能にし、スマホのような薄いデバイスでも、高倍率の光学ズームを可能にする。

このテクノロジーはすでにサムスンなどの端末に搭載されており、Galaxy S21 Ultraの場合は10倍の光学ズームを実現している。これに対し、iPhone 12 Pro Maxの光学ズームは2.5倍というかなり見劣りする数字になっている。


【オリジナル記事・引用元・参照】
https://news.yahoo.co.jp/byline/kuriharakiyoshi/20210918-00258892
https://forbesjapan.com/articles/detail/40297

* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。

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