仮想現実(VR)ゲームのようなVRコンテンツは、VRゴーグル装着者しか体験できないため、アイデアの1つとして、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、スマートフォンのようなデバイスでVR世界をのぞき見る技術を特許出願したと、テクノロジー&ビジネス情報のメディアサイトのCNET Japanは2021年2月8日に公表している。
この特許は、VRゴーグル装着者と周囲の人がVRコンテンツを一緒に楽しむための技術で、この技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間1月28日に「INTEGRATING AUDIENCE PARTICIPATION CONTENT INTO VIRTUAL REALITY CONTENT」(公開特許番号「US 2021/0026588 A1」)として公開された。
概要は、VRゴーグル装着者の見ているVRコンテンツを何らかの方法で周囲にいるほかの人にも見せ、周囲の人もVRコンテンツの操作者となれる、“観客参加型VRコンテンツ”を実現するためのもの。
まず、VRコンテンツ実行中に、ある場面で周囲の人に参加するよう求める。そして、参加者となった人には、適当なタイミングでVRコンテンツへ働きかけられるように制御する仕組みだ。
VRゲームに外から参加(出典:USPTO)
たとえば、VRゴーグル装着者のプレイしているゲームがシナリオ分岐点に到達したタイミングで、装着者(プレイヤー)へ与えるゲーム内アイテムの選択肢を参加者の見ている画面に表示し、投票でアイテムを決定する、といった動作が可能になる。参加者向け画面としては、各自が持つスマートフォンやタブレットのようなデバイスでもよいし、全員が見る大きなディスプレイでも構わない。
VRコンテンツに対する投票などの働きかけは、カメラにQRコードを示したり、スマートフォンのボタンをタップしたり、音声コマンドを発したり、さまざまな方法が考えられる。
【オリジナル記事】
https://japan.cnet.com/article/35166150/
https://pdfaiw.uspto.gov/.aiw?docid=20210026588
* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。
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