アメリカを代表するIT企業4社GAFAの一翼を担っているアマゾン。そのアマゾンがドローンを活用した新たな配送方法となるプライムエアーにここ何年も取り組んでいることは有名だが、プライムエアーの新たな使い道に着手していることが判明した。
その使い方がユニークで、サーファー、スキーヤー、スケーターなどがドローンから垂らしたロープを掴んでのトウイン(牽引)であり、新たなる特許を2020年8月18日に取得している。
個人向けドローンのリーディングカンパニーである中国のDJI社のドローンが一般ユーザーにまで浸透し始めてから、様々な活用方法の模索がスタートしたドローン。シャークアタックに悩むオーストラリアでは上空からのパトロールに活用していますし、水難救助対策として沖合で溺れた海水浴客に救命胴衣を届けるという使い方もある。
サーファーなどのトウインは突飛な発想のように思えるが、実は今から4年前から一部で話題になっていたものの、まさかアマゾンが特許取得に動くとは意外なニュースと言える。
アマゾンの着眼点としては、オペレーターを不要とする自動操縦のドローンと個人ユーザーをリンクさせた点だ。
アマゾンが想定している使い方としては、雪山でのリフト代わりといった感じで、波に乗り終えた後にラインナップへとトウインで戻れるようになるとか。ドローントウインでアウトに出た後、利用者は牽引ロープを手放して波に乗り、その後GPSを付けた利用者のいるインサイドまでドローンが自動で迎えに来るという仕組みのようだ。
これが実現すれば、「パドルバック」ならぬ「ドローンバック」がスタンダードになる日が来るのかもしれない。
なかなか興味深いドローンだが、間違いなく個人使用のレベルで購入するようなドローンではないので、アマゾンがどのようなビジネス展開を狙っているのか、アマゾンほどのビッグカンパニーの動向なので目が離せない。
【引用・参照】
https://sports.yahoo.co.jp/official/detail/202008280026-spnaviow
* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。
関連記事
- 2022年度 「精密機器業界 特許資産規模ランキング」~ 1位はキヤノン、2位リコー、3位セイコーエプソン
- ライブなどで観客が飛び跳ねる振動を柔らかく~重たい梁で「縦ノリ」対策、日建設計が特許取得
- 法律の専門家とAI技術で難しい特許出願が簡単に! 新サービス『みんなの特許』が開始される。
- 東工大発ベンチャー、ノートPCでも稼働の日本発高機能AI~国内外で特許取得し気候変動や労働力不足に挑む
- 特許取得のBLDCモーターで軽量なのに大風量~軽量でプラス&マイナスイオンが髪を乾かすたびにツヤ髪
- Apple、iPadをスマートハブとして活用か?〜機能を拡張可能なモジュラー式カバーの特許取得
- GCC(湾岸協力会議)特許庁が2023年1月から特許出願の受け付けと審査を再開
- Apple Pencil(第3世代)、色や質感を読み取るための光学センサーをペンに内蔵か~特許申請
- CRM連携、音声感情認識、トピック判定と対話要約~レブコム、音声解析AI電話に関する特許を3件取得
- ヘッドホンに代わるかも~Apple、スマートアイマスク「Sleep Mask」開発も、新たなデバイスで特許取得