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CIOの課題を解決するオンラインメディア ZDNet Japanは2021年8月19日、TikTokの運営元のバイトダンスがOINに加盟したことを次のように伝えている。
「TikTok」はユーザー数が10億人を超え、ショートビデオコンテンツ市場を手中に収めている。とはいえ、Linuxとオープンソースのソフトウェアがなければ、うまくいくことはなかっただろう。TikTokを運営する字節跳動(バイトダンス)もそのことは分かっている。そのため、バイトダンスがOpen Invention Network(OIN)に加盟したことはそれほど驚く話ではない。
OINは、世界最大規模の特許防衛コンソーシアムだ。Linuxとオープンソースの関連ソフトウェア、それを支える企業を特許攻撃やパテントトロールから守っている。
2020年に「Linux System Definition」を更新し、Linuxの中核プログラムや周辺のオープンソースコードだけでなく、「Android Open Source Project」(AOSP)やファイルシステムの「exFAT」(Extended File Allocation Table)などの特許まで対象を拡大している。
バイトダンスは、OINのライセンシーおよびコミュニティーメンバーになったことで、「Helo」や「Resso」のほか、「今日头条(Toutiao)」「抖音(Douyin)」「西瓜视频(Xigua Video)」といった中国向けプログラムの特許を共有することになる。
なぜそうするのか。それは、Microsoftをはじめとする多くの加盟企業と同じように、「Linuxとその周辺のオープンソースソフトウェアはビジネスの重要な要素」だと考えているからだと、バイトダンスのチーフIPカウンセルであるLynn Wu氏は言う。
同氏はさらに、「バイトダンスがOINのコミュニティーに参加するのは、われわれがイノベーションの共有に一貫して取り組んでいく姿勢を示すものだ。中核であるLinuxとその他の重要なオープンソースソフトウェアの技術に対して特許権を行使せず、継続して支援していく」と述べている。
TikTokのライバル企業の快手(Kuaishou)も最近、OINに参加した。近年、ハードウェア大手の浪潮集団(Inspur)など、多くの中国企業がOINに加盟している。
【オリジナル記事、引用元、参照】
https://japan.zdnet.com/article/35175447/
* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。
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