学歴ナシの天才発明家、道脇裕氏 常識破りの「緩まないネジ」~不可能を可能にする発明

~異色の天才発明家 驚き発想力の秘密!~としてテレビ東京系列の【カンブリア宮殿】で2021年6月17日放送された、発明家で株式会社ネジロウの代表取締役の道脇裕氏。ご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが以下にその概要をピックアップしてみました。

散歩に出たら帰れないという経営者の道脇裕。一度考えことをしたら道がわからなくなってしまっているという。さいたま市にあるネジロウの技術研究所でレモンティーを原動に社員に指示していたのが、その作っているネジの特徴は緩みがねじの最大の課題だが緩みにくいでもなくゆるまないが実現できるという。

その緩まないネジはカシオの腕時計の部分に使用されていて、道脇のネジなら削岩機のような振動も5分与えても緩んでいない。その技術では一般的なネジではボルトに螺旋構造のネジ山があり、ナットの内側も同じ形状に掘られていて、回せばそれが噛みあいしまる仕組み。
しかしネジはどんなに強くしても振動が加わればナットが周り緩んでしまうことが課題だった。しかし道脇はその常識を覆しボルトの螺旋構造をやめた。変わりに作ったのはそれまではなかった新しいネジ山。

その部分では2つの形のらせん構造になっていて、ネジ山が正面が高いものと裏側が高いものを交互に重ねた。これにナットをはめて回すと螺旋構造のようにしめることができ、そのネジ山の一番低くなっている部分で、次の段に上がっていく。

このネジの最大の特徴は右回しのナットだけでなく、左回しのナットも使用できること。この向きの違うナットを同時にしめると緩まなくなる。振動で上のナットがゆるもうとしても下のナットは閉まろうとする。

2つのナットが逆方向の動きとなるためにゆるまない。このネジはL/Rネジと呼ばれ、これがネジの誕生から2000年間、不可能と呼ばれた難題をクリアした道脇の発明だった。

道脇は思いついた緩むことのないL/Rネジについてはすぐに浮かんだと答え、逆になぜこうしないのかと思ったという。その完成形は映像で浮かんでくるという。

そのネジロウの本社では壁は全てホワイトボードで埋め尽くされわけのわからない図形や数式がびっしり。企業からの困りごとの以来は20件ほど既にあり、発明にあたるのは道脇一人で、他のスタッフはそれを形にするために動く。

その1案件で数億円や数千万円になるという。次から次へとアイディアが浮かぶと言うがこれまで取得した特許は513件。ネジ関連だけでない、高速道との騒音を消す防音壁などがあり、今作っているのは世界が待ち望んでいる新型コロナウイルスを除去する装置だった。

道脇はレモンティーだけでなくずっと同じものを使い続けているものがある。今は製造中止になっているパイロットのボールペンやズボン、シャツなども同じものを買いだめしていた。発明以外の事に極力時間も使用しないようにしている。

道脇は1977年に群馬県に誕生した。父は大手化学会社の研究所の所長で母は物理学の助教授の理系一家。小学校でもらった教科書は一週間で全教科分を読み切って頭に入ってしまったという。

小1で共感したのはナポレオンの「わが辞書に不可能という文字はない」。しかし小学校高学年になると、道脇は学校が我慢できなくなったという。退屈でわかりきった授業に一年間付き合わなきゃいけなかったのが最大の拷問だったという。

【オリジナル記事、引用元、参照】
https://kakaku.com/tv/channel=12/programID=5277/episodeID=1477496/
https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/business/entry/2021/024012.html
http://www.nejilaw.com/

* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。

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