世界一特許を理解するAIのAmplified 新機能の「プロジェクト・テンプレート」を公開


amplified ai, inc.(本社:米国サンフランシスコ、CEO:サムエル・デイビス)は、世界一特許を理解するAIを搭載した特許調査プラットフォーム「Amplified(アンプリファイド)」に、特許実務で重要な3つの業務における業界の専門知識とベスト・プラクティスを集約した新機能「プロジェクト・テンプレート」を追加、2021年5月より正式に提供開始することを公表した。
「Amplified」は、技術内容に特化した「文章による類似検索」で高精度調査を短時間で実現可能にした特許調査のプラットフォーム。文章を入力するだけで特許データに気軽にアクセスできる使いやすさで、知財担当から技術者まで広く高評価を得ている。

そしてこの度、知的財産実務の重要な3つの業務の業界専門知識とベストプラクティスを集約した新機能「プロジェクト・テンプレート」を新たに提供開始。

今回のリリースでは、出願前に発明やアイデアを文書化して検証する(発明提案書作成および出願前調査)、技術分野や競合他社を定期的にモニタリングして新たな出願や重要な開発を認識する(モニタリング)、そして問題特許の有効性に異議を唱える(無効資料調査)ための3種類のテンプレートを公開する。
まず、テンプレートに沿うだけで適切なプロジェクトが簡単作成出来ることから、技術者が発明の初期段階でアイデアをその場で検証でき、より良い発明を閃くことができる。特別な教育なく、技術者でも出願前調査や無効調査の初動調査が行え、知財部の負担が減り、組織の特許認識が高まるとされている。

次に、知財担当も開発担当も使える共通テンプレートによって、作業が標準化され、異なる専門性を持ったメンバー間のコミュニーションを円滑化、協業体制を促進し、技術者が発明提案を入力し、その調査結果を知財担当と共にリアルタイムでレビューしながら柔軟にアイデアやクレームの練り直しに反映するといった、理想のコラボレーション体制が構築できる。

さらに、今後の研究開発と知的財産の業務において、自分の発明やアイデアを「文章で伝える」技術が一番必要なスキルとなり、検索はますますAI領域にシフトしていくが、自分の頭にあるアイデアを文章に落とすことは人間にしかできない。

今回のテンプレートでは、事例とガイドQ&Aで必要な要素を論理的に組み立てる思考や文章力を自然と身につけることができ、日々の特許業務がそのまま、多くの企業が切望する、発明やアイデアを言語化するためのトレーニングにもなる。

このように、amplified ai, inc.では創業当初から、特許検索をより簡単にすることで、誰もが特許データにアクセスし、適切な先行技術を素早く簡単に正確に見つけられるようにしたいと考え、最先端の深層学習とNLPを用いた独自AIを構築し、誰もが自然な文章を使って検索できる新たな検索技術を実現してきている。

【引用・参照】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000033344.html
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000033344.html


Latest Posts 新着記事

ロボットの動きをAIが特許化する時代に──MyTokkyo.Aiの最新発明抽出事例

家庭内ロボット市場が急速に進化している。掃除ロボットや見守りロボットだけでなく、洗濯物の片付けや調理補助など、従来は人が行ってきた細やかな日常作業を担う“家庭アシスタントロボット”が次のトレンドとして期待されている。しかし、家庭内という複雑な環境で、人に近いレベルの判断と動作を瞬時に行うためには、膨大なセンサー情報を統合し、高度なモーションプランニング(動作計画)を行う技術が不可欠だ。 このモーシ...

「施工会社」から「技術企業」へ──特許資産ランキング2025、鹿島建設が首位に立つ理由

建設業界は今、大きな転換点に立っている。少子高齢化による深刻な人手不足、カーボンニュートラルへの対応、インフラの老朽化、建設コストの上昇など、従来型のゼネコン経営では持続可能でなくなる課題が次々と顕在化している。こうした中、各社が未来の競争力として注力しているのが「特許」だ。特殊技術の囲い込み、施工ノウハウの形式知化、AI・ロボティクス・材料開発などの分野で、知財の強化が急速に進んでいる。 202...

自動車軽量化の裏側で進む加工技術革新──JFEスチールの割れ防止発明が鍵に

自動車の軽量化ニーズが高まり、高強度鋼板(AHSS:Advanced High Strength Steel)が普及するにつれて、プレス成形時の“割れ”は避けて通れない技術課題となっている。特にAピラー下部、サイドメンバー、バッテリーフレームなど、複雑な形状でありながら衝突時に高いエネルギー吸収が求められる部位では、L字形状のプレス部品が多用される。しかし、こうしたL字プレス品は、曲げコーナー部に...

アップルはなぜ負けた? 医療特許の壁に直面したApple Watch

米国の特許訴訟市場が久々に世界の注目を集めている。発端は、Apple Watchシリーズに搭載されてきた「血中酸素濃度測定(SpO₂)機能」をめぐる特許訴訟で、米国ITC(International Trade Commission)がアップルに対し“侵害あり”の判断を下したことだ。米国では特許侵害が認められると、対象製品の輸入禁止措置という強力な制裁が発動される可能性がある。今回の判断は、App...

デフリンピック開催に寄せて:「聞こえ」を支えるテクノロジー、人工内耳の「中核特許」

2025年11月、日本では初めてのデフリンピックが開催されています。これは、手話をはじめとする、ろう者の文化(デフ・カルチャー)が持つ独自の力強さに光が当たる、歴史的なイベントです。 https://deaflympics2025-games.jp/   デフリンピックの開催は、スポーツイベントであると同時に「聞こえ」の多様性について考える絶好の機会でもあります。聴覚障害を持つ人々にとっ...

10月に出願公開されたAppleの新技術〜Vision Proの「ペルソナ」を支える虹彩検出技術〜

はじめに 今回は、Apple Inc.によって出願され、2025年10月2日に公開された特許公開公報 US 2025/0308145 A1に記載されている、「リアルタイム虹彩検出と拡張」(REAL TIME IRIS DETECTION AND AUGMENTATION)の技術内容、そしてこの技術が搭載されている「Apple Vision Pro」のペルソナ(Persona)機能について詳説してい...

工場を持たずにOEMができる──化粧品DXの答え『OEMDX』誕生

2025年10月31日、化粧品OEM/ODM事業を展開する株式会社プルソワン(大阪府大阪市)は、新サービス「OEMDX(オーイーエムディーエックス)」を正式にリリースした。今回発表されたこのサービスは、化粧品OEM事業を“受託型”から“構築型”へと転換させるためのプラットフォームであり、現在「特許出願中(出願番号:特願2025-095796)」であることも明記されている。 これまでの化粧品OEM業...

特許で動くAI──Anthropicが仕掛けた“知財戦争の号砲”

AI開発ベンチャーのAnthropic(アンソロピック)が、200ページ以上(報道では234〜245ページ)にわたる特許出願(または登録)が明らかになった。その出願・登録文書には、少なくとも「8つ以上の発明(distinct inventions)」が含まれていると言われており、単一の用途やアルゴリズムにとどまらない広範な知財戦略が透けて見える。 本コラムでは、この特許出願の概要と意図、そしてAI...

View more


Summary サマリー

View more

Ranking
Report
ランキングレポート

海外発 知財活用収益ランキング

冒頭の抜粋文章がここに2〜3行程度でここにはいります鶏卵産業用機械を製造する共和機械株式会社は、1959年に日本初の自動洗卵機を開発した会社です。国内外の顧客に向き合い、技術革新を重ね、現在では21か国でその技術が活用されていますり立ちと成功の秘訣を伺いました...

View more



タグ

Popular
Posts
人気記事


Glossary 用語集

一覧を見る