iPhone関連の最新ニュースや便利に使い倒す方法などを掲載したメディアのiphone Maniaは2021年7月3日、Xiaomiが、デバイスの黒い縁(ベゼル)の中に自撮りカメラを埋め込むことで、“すべてがスクリーン”の状態を実現させたスマートフォンの特許を取得したと次のように報じた。
Xiaomiが6月2日と3日付けで欧州特許庁と米国特許商標庁からそれぞれ取得した特許“携帯端末のディスプレイ背後のカメラを光の屈折によりフロントディスプレイにつなげる”には、自撮りカメラがデバイスのディスプレイの縁に格納されている様子が描かれている。
透明な領域が、カメラをディスプレイの縁を通すのに使用されている。入ってきた光源は、ディスプレイパネルを通り、透光性のある素子を通ってカメラのレンズに照射され、光を通す部分には光ファイバーが使用されているが、代わりにプリズムを使用することも可能だ。
ベゼルの中に自撮りカメラを埋め込むことで、“すべてがスクリーン”の状態に近いスマートフォンを作ることができるというアイデア。
デバイスのディスプレイ占有率を上げるための方法は他にもあるが、今回のXiaomiの特許技術はパンチホールカメラよりも安価で実装可能とされている。
Xiaomiはまだディスプレイ下埋込み型カメラを実際に搭載したデバイスを販売していないが、すでに同技術はバージョン3.0まで開発が進んでいる、と伝えられている。
特許技術がどのようなデバイスに使用されるのかは定かでないが、ディスプレイ下埋込み型カメラの搭載が難しい廉価なモデルから実装が始まる可能性は十分考えられる、とLetsGo Digitalはコメントしている。
【オリジナル記事】
https://iphone-mania.jp/news-380138/