世界的な経済誌であるForbes JAPANは、アップルの最新の特許の1つから、同社のプロダクトに体温センサーが追加される可能性が浮上したことを2021年6月21日、以下のように掲載している。
特許関連メディアPatently Appleが発見したこの特許は、「ヘルスケア製品における温度感知のためのパッケージング技術」と題されている。
アップルは以前から、バイタルサインの計測に注力してきたが、この特許では、温度センサーパッケージを「携帯デバイスの内部に固定する」、または「ウェアラブル機器のファブリック(布地)に固定する」ことが可能だとされている。
このテクノロジーはあらゆるデバイスに応用可能かもしれないが、「イヤホンなどの携帯電子機器」と明記されており、AirPodsに酷似したイラストも添えられている。この技術がAirPodsのどのモデルに導入されるかは定かではないが、アップルが考えている製品の大まかな方向性は明らかだ。
また、この特許がヘッドフォンを除く唯一のウェアラブルデバイスであるアップルウォッチに関連するものであることも確かだろう。アップルウォッチの次期モデルには、新しいセンサーが搭載され、デザインも刷新されると報じられている。
特許には「このセンサーは、シャツやヘッドバンド、グローブ、ストラップなどの衣類の一部に統合することが可能だ」と書かれている。ここにある「ストラップ」という言葉から、温度センサーの導入対象に、アップルウォッチが含まれていることは明らかだ。
ウォッチのバンドは、常に皮膚に押し付けられているため、このようなセンサーには最適な場所になる。アップルはこれまで、ストラップをセンサーの設置場所として使ったことはなく、このセンサーを搭載したモデルは画期的なものになりそうだ。
特許があるからといって、それが必ずしも実際の製品につながるとはいえない。しかし、
AirPodsやアップルウォッチを介して体温データの取得が可能になる未来は、間もなくやってくることになりそうだ。
【オリジナル記事・参考】
https://forbesjapan.com/articles/detail/41941/1/1/1?s=ns
* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。