AIイノベーションの障壁は「人」か!?

皆さんはもうChatGPTやGoogleのチャットAI「Bard」を使ってみたでしょうか?
弊社では、たまたま自然言語処理の研究をしていたメンバーがいるので、開発案件の相談を受けたり、社内でも積極的に活用しようとテストしています。

今度の特許マガジンでもAIを取り上げる予定になっており、社内で色々な角度で特許をリサーチしているところなので、特許の話はマガジンで期待してほしい。

AIの活用分野においては、特に仕業や専門的な領域での応用が注目されており、今まで難しかったことが簡単にでき、ゲームのコードなども書いてくれるので驚きだ。単純作業はもちろん、様々な分野で活用されると予測される。

ちなみに、私自身が一番活用できそうと考えているのは「行政と地方政治」。
しかし、そういった方々とお話すると「これからはAIだ!」と威勢よく口では仰るものの、、、実際テストなど進めていくと「まだまだ負けてない」と心の中で思っているのか、「ほら~そこはまだ無理だよ~」となり、頓挫することが多い印象。

つまり、プライド。

それはAIだけでなく、受付端末や配膳ロボット、自動会計システム、自動運転、様々な分野でオートメーション化が進んでおり、その全てにおいて共通する障壁であろう。

自分がやった方が早い、自分がやった方が柔軟、じゃあいざとなった時さ~など。

確かに一理あるかもしれないが、おそらくそういった既存人材の声が壁となり、なかなか活用されていないのが実態だと思われる。そんな現場との葛藤を乗り越えるぐらいなら、今のままでいいやと折れてしまう経営者も少ないはず。

人は自分の能力を““超えそうな“”存在に対して一時的にアレルギーをおこしがちである。
しかし、特に人口減少が確実なこの日本では、アレルギー反応を起こしている暇はなく、
素直に活用し、AIやロボットに出来ることはお任せし、人材を配置転換する必要がある。

そんなことをいうと、「じゃあ私の今やってる仕事は価値がないってことなの!?」
「わしが今までこんなに頑張ってきたのに!」との声には、だからなんやねん知らんがな。と言いたい。

AIやロボットの活用は、子供や人材を育てる感覚と似たスタンスが大事だと感じている。
成長は100点を目指すことではなく、「し続ける」ことが重要であり、そんなスタンスで、AIやロボットと関わってみると成長過程がとても可愛く思えてくるはずで、すぐに完璧を求めるのはイノベーションに対するパワハラに近い妨げだ。

育成すること確かに時間がかかり、新しいことはとても負担が大きいが、その先には「すかいらーくグループの猫ロボ配膳」の様な成功があるはず。

人はチーターより早く走れるか?
人は鳥よりも簡単に空を飛べるか
人は魚よりも自由に海を泳げるか
人は地震より激しく地面を揺らせるか
人は風より強く・・・

人は自分の能力を“”超えている“”存在に対しては受け入れる。

もし今後、AIやロボットに嫌悪感を抱くことがあれば、「すでにAIは人より優れているところがある」と自覚し、共存することからスタートしてみてはどうだろう。
AIに人がこき使われる前に、仲良くしておこう。

ちなみに、この文章はAIで生成しておらず、わざわざ一切活用せず時間をかけて書いているが、私にも「自分はまだAIよりおもろいことが言える」とのプライドがあるからかもしれない。次回はAIベースでおもろいことが書けるか、試してみよう。


ライター

+VISION編集部

普段からメディアを運営する上で、特許活用やマーケティング、商品開発に関する情報に触れる機会が多い編集スタッフが順に気になったテーマで執筆しています。

好きなテーマは、#特許 #IT #AIなど新しいもが多めです。