そうだ選挙に行こう!!投票用用紙も発明品だった!?


2023年は統一地方選挙があります。皆様は投票に行きましたか?
せっかく投票の権利があるので、是非とも行って日本国民の権利をご使用ください。

そんな選挙、皆様はどのように投票しますか?
専用の紙を頂き、その紙に支持者の名前を書いて、多くの人は折りたたみ投票箱に投票しますよね?

では、何千枚とある投票用紙、1枚ずつ開いて確認していくのでしょうか?

いいえ、そんなことはありません。
記憶には薄いかもしれませんが、私は小学校の時に、投票用紙を折りたたんで投票箱に入れても、勝手に用紙が開いているということを教えて頂きました。

そうなんです。発明なんです。特許を取得しているのです。

選挙投票用紙という名称で、株式会社ユポ・コーポレーションが出願しています。投票用紙、実は紙ではないのですね。

特開2007−176185で、
「熱可塑性樹脂からなる不透明度90〜100%の二軸延伸フィルムを基紙とし、この基紙の表面側と裏面側に塗工層を有し、かつ表面塗工層に被選挙人の記入欄を印刷してなる選挙投票用紙において、二軸延伸フィルムが、面積延伸倍率が25〜70倍であり、かつ基紙の折り回復時間が1〜10秒である選挙投票用紙。」
のことを言います。

この用紙のおかげで、集計が劇的に早くなるそうなんですね。誰かが、指の油脂はなくなるし、時間はかかるしどうにかならないかと問題視したのでしょう。

この発明のおかげで、また誰かを幸せにしているのかと思うと素敵な話ですね。

今後は、マイナンバーと紐づけてWebで投票になるのでしょうか?

最後に、この特許が使用されている用紙が、全ての選挙で使われているかは、わかりません。

1986年からユポという特殊な素材を使った選挙用紙ということは公表されているそうなのですが、その用紙と今回ご紹介した特許を使われた用紙が同一かは、、、、選挙へ行って確かめてみては、いかがでしょうか?



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