インスタ映えを保護!?お寿司の持つ知的財産

皆さんこんにちは。弁理士の杉浦です。突然ですが、皆さんは回転寿司チェーンで一番好きなお店はどこでしょうか?よくネット記事を見ている、こういうランキングを目にすることがあります。「回転寿司チェーンで一番好きなお店ランキング」です。

ネットメディアの「ねとらぼ」の調査隊のアンケート結果によると、回転寿司チェーンで一番好きなお店は、1位はスシロー、2位ははま寿司、3位は無添加くら寿司というような結果になっております。1位のスシローは27.9%、2位のはま寿司は19%、3位の無添加くら寿司は11.5%という結果になっておりました。※1

※1 引用:「回転寿司チェーン」で一番好きなお店はどこ?【2022年版人気投票実施中】

私も、この3社の回転寿司はとても好きでよく食べに行きます。

さて、このような回転寿司(寿司)と知的財産どのように関係するのかというのが今回のお話です。実はお寿司についても、知的財産を取得することができます。具体的には、お寿司の見た目(デザイン)について意匠登録をすることができます。

例えば、以下のようなものが意匠登録されております。

カップ入り寿司(意匠登録 1716236)

巻き寿司(意匠登録 1708379)

板付き寿司(意匠登録 1668654)

寿司(意匠登録 1593741)

一般的なお寿司の見た目は登録できませんが、インスタ映えするようなお寿司の見た目を考えた場合、それらは意匠登録できる可能性があるかもしれません。

ここで意匠登録をすると何がいいかというと、他社がこのようなお寿司の見た目を使うことができなくなります。もしそれが一般消費者に対してとても魅力的な見た目だったら、とても魅力的でインスタ映えするような見た目だったら、消費者の皆さんはそれをめがけて寿司屋に訪れることになるでしょう。その見た目を意匠権で保護するということは、その意匠権者が独占できるということになります。

もし他社が許諾なしにその見た目を使用した場合、損害賠償を起こされることがだってあります。たかがお寿司の見た目かもしれませんが、実は集客にすごい影響力があるのです。

つまり、お寿司そのものを保護するのではなく、お寿司のインスタ映えする見た目を保護するのです。

なので、ぜひ飲食業界の皆さん、提供している寿司(食べ物)についても意匠登録してみてはいかがでしょうか。

私個人としては、回転寿司や広く飲食業界についても意匠登録がはやることを期待しております。


ライター

杉浦 健文

パテ兄

特許事務所経営とスタートアップ企業経営の二刀流。

2018年に自らが権利取得に携わった特許技術を、日本の大手IT企業に数千万円で売却するプロジェクトに関わり、その経験をもとに起業。 株式会社白紙とロックの取締役としては、独自のプロダクト開発とそのコア技術の特許取得までを担当し、その特許は国際申請にて米国でも権利を取得、米国にて先行してローンチを果たす。 その後、複数の日本メディアでも取り上げられる。

弁理士としてはスタートアップから大手企業はもちろん、民間企業だけではなく、主婦や個人発明家、大学、公的機関など『発明者の気持ち、事業家の立場』になり、自らの起業経験を生かした「単なる申請業務だけでない、オリジナル性の高い知財コンサル」まで行っている。

■日本弁理士会所属(2018年特許庁審判実務者研究会メンバー)
■株式会社白紙とロック取締役
■知的財産事務所エボリクス代表
■パテント系Youtuber