
一般社団法人発明学会(本部:東京都新宿区 代表:中本繁実)が主催する発明アイデアコンクールが今年も開催されている。今回で26回目を迎えるその応募作品を集めた「身近なヒント発明展」が10月7日~9日東京都新宿区の発明学会ビルで開催された。
令和4年度 「第26回 身近なヒント発明展」
・全応募作品数…1,239点
・一次審査合格展示作品数…101点
・審査に参加した協賛企業…61社
この活動は商品化に最も近い発明コンクールといわれ、過去には特許料で3億円を稼いだヒット商品も生まれている。これまで、「洗濯機の糸くず取り機(累計売上総額65億円、最高販売個数15万個/1か月)」の発明者には、約3億円の特許料が支払われ、また、「フリーサイズの落とし蓋(800万枚、累計売上総額72億円)」の発明者には、約6000万円の特許料が支払われたのをはじめ多くの発明品が商品化されている。
この発明アイデアコンクールはアイデアを求める企業が、自社商品として商品化採用を前提に審査に参加するため、「街の発明家のアイデア」と「商品化できるアイデアを求める協賛企業」とを結びつける、商品化にもっとも近い発明コンクールとして知られている。
年齢性別、職業問わず誰でも応募が可能で、試作品が無くても、出願前の作品でも応募可能だ。小中学生から年配者まで、アイデアが良ければ受賞に関わらず商品化採用の可能性があり、ロイヤリティ契約によって、売り上げに応じた実施料が発明家に支払われるコーディネイトの役割があるのも特徴的なコンクールとなっている。
主婦は台所や掃除洗濯など生活の中から。またゴルフや釣り、ガーデニング、洋裁などの趣味や、農作業、事務作業などの仕事をする中でふと閃いた「こんなのあったらいいな!」といった身近なアイデアが今年は1,239点。
最近では、個人事業としてネットショップで自分のアイデア作品を販売しているような、ハンドメイド作家が企業に商品化され全国で販売をしてもらうことを目指した応募も増えている。
また、小中学校や、全国各地にあるこども発明クラブ、高校、大学、専門学校からは、マーケティングや新商品開発、総合探究科などの授業の一環で、企業が審査する当発明コンクールを「アイデアの腕試しの場」としての利用もみられる。
商品化採用が決まった場合は、企業、発明者、発明学会会長の三者が、多くの参加者の前で契約書に押印して契約を結ぶ公開契約調印も行われている。
【オリジナル記事・引用元・参照】
https://news.yahoo.co.jp/articles/0575d257431d3aac55092bc50fb5141aabaaa577
https://www.hatsumei.or.jp/contest/hint.html
https://www.hatsumei.or.jp/contest/catalog_2022.html
* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。
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