Apple、本社Apple Parkの図形を商標登録~ ARを使った本社ツアー体験に使用

カリフォルニア州クパチーノにあるApple本社「Apple Park」は、ドーナツのような形状が特徴的だが、Appleが建物の図形の商標登録出願を行ったことが明らかになったと、iPhone Maniaが22年2月14日伝えている。用途には、「拡張現実(AR)を使った本社ツアー体験の構築」と記されている。

2017年4月に従業員の移転が始まったApple Parkは、総工費50億ドル(当時約5,600億円)ともいわれる本社ビル。社屋内には、新製品発表イベントなどが催されるスティーブ・ジョブズ・シアターもある。

そのパビリオン(シアター)は、Apple Park内の小さな丘の上に位置しており、ガラスのみで支えられている世界でも最も大きな構造物で、47メートルのカーボンファイバー製の屋根は世界でも最も大きなものである。また、44の放射状のパネルから構成される屋根は、現場で組み立てられ、一気に規定の位置まで持ち上げられた。8トンの屋根は、12ミリのガラスパネルの層から成る、高さ7メートルガラス製シリンダーにより支えられており、補完的なサポートを必要としない。6.6メートルの高さの側面のガラスパネルはシリコンで接合されており、周囲の景色の開放的な眺めを楽しむことができる。

構造システムは、水道管やスクリンプラーのパイプ、データ、オーディオ、セキュリティーシステムを30ミリのガラスパネルの接続部に収まるようデザインされている。パクチーノは地震が多い地域ではあるが、いくつかの方策が練られており、耐震性が高められている。

また、カスタムメイドの円形エレベーターでも観客席へとアクセスが可能で、エレベーターは階ごとに171度回る仕組みになっており、世界初の構造であるとのことだ。

スティーブ・ジョブズ・シアターは、すでに1年以上前に公式にオープンしており、2017年の基調講演が行われた。

Appleが米国特許商標庁(USPTO)に提出したApple Parkをかたどった図形の商標登録出願のシリアル番号は「97247546」で、国際商標分類第41類「教育」「訓練の提供」「娯楽」「スポーツ及び文化活動」のもと提出されています。より詳細な用途も記されており、「ARを使った本社ツアーを行うため」との記載も確認できます。

商標登録において国際商標分類は重要で、商標登録は最初の出願で指定された分類のみで保護されるようになっています。


【オリジナル記事・引用元・参照】
https://iphone-mania.jp/news-437748/

* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。

コメントを残す