ボタンよさらば「iPhone」がボタンレスに アップルの特許出願でその可能性も


“つるんっ”としたボディになるのかもしれない。なんと「今後のiPhoneがボタンレスになる」可能性が浮上してきているのだ。2017年に発売された「iPhone X」で初めて前面のホームボタンが消えた際にも大きな話題となったが、側面のボタンまでも消えるとなれば、よりスタイリッシュで近未来的なデザインとなりそうだ。

生活をもっと楽しく刺激的に‐‐‐オトナライフが2021年8月28日伝えたところによると、“ボタンレスiPhone”の根拠は、「Apple Insider 」によれば、アップルがアメリカで出願した特許の出願書類の中に「『静電容量センシング入力デバイス』を模索する」内容のものが発見され、これが実現すれば、これまでのボタンは「目に見えないバックライト付きの穴」に置き換わるとされている。
静電容量センシング入力デバイスとは、ざっくりと言えばスマートフォンの画面に使われている技術とも同じようなもの。
物理的なボタンを押さなくても、画面をタッチするように触れれば“押した”と認識されるのだろう。触れただけで反応してしまうのも厄介なので、もしかすると“長押し”する必要などもあるかもしれない。
そしてこの新技術の登場時期の予測だが、通常であればこの時期に判明した新技術が搭載されるのはこれから設計が進められていくモデルとなるだろう。言ってしまえば、2022年以降に登場するiPhoneだ。

しかしボタンレスという考え方は、これまで“ポートレス”の噂なども飛び出していた2021年に登場するであろう「iPhone 13(仮称)」のコンセプトとも合致しているとも考えられる。

これまで存在していたポートやボタンが同時に消え去れば、その衝撃はホームボタンが消えたときや、2016年にリリースされた「iPhone 7」でイヤホンジャックが無くなったときに勝るとも劣らないものになるだろう。

イヤホンジャックが消えて、ホームボタンが消えて、ポートと側面ボタンも消えるとなれば、もはやiPhoneは“画面とカメラのついた箱”だ。気密性が増して防水・防塵がアップし、頑丈さも向上するのではないだろうか。

【オリジナル記事・引用元・参照】
https://otona-life.com/2021/08/28/80222/
https://japan.cnet.com/article/35175627/


Latest Posts 新着記事

ロボットの動きをAIが特許化する時代に──MyTokkyo.Aiの最新発明抽出事例

家庭内ロボット市場が急速に進化している。掃除ロボットや見守りロボットだけでなく、洗濯物の片付けや調理補助など、従来は人が行ってきた細やかな日常作業を担う“家庭アシスタントロボット”が次のトレンドとして期待されている。しかし、家庭内という複雑な環境で、人に近いレベルの判断と動作を瞬時に行うためには、膨大なセンサー情報を統合し、高度なモーションプランニング(動作計画)を行う技術が不可欠だ。 このモーシ...

自動車軽量化の裏側で進む加工技術革新──JFEスチールの割れ防止発明が鍵に

自動車の軽量化ニーズが高まり、高強度鋼板(AHSS:Advanced High Strength Steel)が普及するにつれて、プレス成形時の“割れ”は避けて通れない技術課題となっている。特にAピラー下部、サイドメンバー、バッテリーフレームなど、複雑な形状でありながら衝突時に高いエネルギー吸収が求められる部位では、L字形状のプレス部品が多用される。しかし、こうしたL字プレス品は、曲げコーナー部に...

アップルはなぜ負けた? 医療特許の壁に直面したApple Watch

米国の特許訴訟市場が久々に世界の注目を集めている。発端は、Apple Watchシリーズに搭載されてきた「血中酸素濃度測定(SpO₂)機能」をめぐる特許訴訟で、米国ITC(International Trade Commission)がアップルに対し“侵害あり”の判断を下したことだ。米国では特許侵害が認められると、対象製品の輸入禁止措置という強力な制裁が発動される可能性がある。今回の判断は、App...

デフリンピック開催に寄せて:「聞こえ」を支えるテクノロジー、人工内耳の「中核特許」

2025年11月、日本では初めてのデフリンピックが開催されています。これは、手話をはじめとする、ろう者の文化(デフ・カルチャー)が持つ独自の力強さに光が当たる、歴史的なイベントです。 https://deaflympics2025-games.jp/   デフリンピックの開催は、スポーツイベントであると同時に「聞こえ」の多様性について考える絶好の機会でもあります。聴覚障害を持つ人々にとっ...

10月に出願公開されたAppleの新技術〜Vision Proの「ペルソナ」を支える虹彩検出技術〜

はじめに 今回は、Apple Inc.によって出願され、2025年10月2日に公開された特許公開公報 US 2025/0308145 A1に記載されている、「リアルタイム虹彩検出と拡張」(REAL TIME IRIS DETECTION AND AUGMENTATION)の技術内容、そしてこの技術が搭載されている「Apple Vision Pro」のペルソナ(Persona)機能について詳説してい...

工場を持たずにOEMができる──化粧品DXの答え『OEMDX』誕生

2025年10月31日、化粧品OEM/ODM事業を展開する株式会社プルソワン(大阪府大阪市)は、新サービス「OEMDX(オーイーエムディーエックス)」を正式にリリースした。今回発表されたこのサービスは、化粧品OEM事業を“受託型”から“構築型”へと転換させるためのプラットフォームであり、現在「特許出願中(出願番号:特願2025-095796)」であることも明記されている。 これまでの化粧品OEM業...

特許で動くAI──Anthropicが仕掛けた“知財戦争の号砲”

AI開発ベンチャーのAnthropic(アンソロピック)が、200ページ以上(報道では234〜245ページ)にわたる特許出願(または登録)が明らかになった。その出願・登録文書には、少なくとも「8つ以上の発明(distinct inventions)」が含まれていると言われており、単一の用途やアルゴリズムにとどまらない広範な知財戦略が透けて見える。 本コラムでは、この特許出願の概要と意図、そしてAI...

SoC時代の知財戦争──ホンダと吉利が仕掛ける“車載半導体覇権競争”

自動車産業が「電動化」「自動運転」「ソフトウェア定義車(SDV)」へと急速にシフトするなか、車載半導体・システム・チップ(SoC:System­on­Chip)を巡る知財・開発競争が激化している。特に、ホンダが「車載半導体関連特許を8割増加」させているとの情報が注目されており、同時に中国自動車メーカーが特許活動を爆発的に拡大しているとされる。なかでもジーリー(Geely)が“18倍”という成長率を...

View more


Summary サマリー

View more

Ranking
Report
ランキングレポート

海外発 知財活用収益ランキング

冒頭の抜粋文章がここに2〜3行程度でここにはいります鶏卵産業用機械を製造する共和機械株式会社は、1959年に日本初の自動洗卵機を開発した会社です。国内外の顧客に向き合い、技術革新を重ね、現在では21か国でその技術が活用されていますり立ちと成功の秘訣を伺いました...

View more



タグ

Popular
Posts
人気記事


Glossary 用語集

一覧を見る