特集:眠れる資源を掘り起こす特許

脱炭素化、電動化、デジタル化が同時進行する時代において、レアアースやレアメタルといった希少資源の確保は、産業競争力と経済安全保障を左右する重要テーマになっています。電気自動車、風力発電、スマートフォン、蓄電池――こうした先端産業を支える素材は、限られた地域に偏在している一方で、国内にも副産物、廃棄物、深海底資源といった新たな供給源が眠っています。 今回のVol.58では、「資源をどう掘り起こし、ど...


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テールゲート進化競争に日産も参戦――特許出願の深層

テールゲートは、ただ荷台を閉じる板ではなくなった ピックアップトラックや荷台付き車両の世界では、いまテールゲートが単なる「後ろのフタ」ではなくなっている。近年は荷台への乗り降りをしやすくしたり、長尺物を積みやすくしたり、作業台や荷物のストッパーとして使えたりと、テールゲートそのものが実用装備として進化している。そうした流れの中で、日産が出願した独自機構も、見た目の派手さより「どう使い勝手を増やすか...

ガスケット抜けもシリンダー歪みも防ぐ――ARM式特許技術の核心

ハイパワー化の壁は、いつも“見えない変形”として現れる チューニングの世界では、出力の数字は分かりやすい。 何馬力出たか、どのタービンを組んだか、どこまでブーストをかけたか。 けれど、本当に難しいのはそこではない。 高出力化したエンジンを、壊れずに回し続けられる状態へ持っていくことこそが、本当の勝負になる。 今回話題になっている「ARM式クローズドデッキ加工」は、まさにその領域の技術だ。Motor...

放熱材の常識を変えるか――トクヤマ特許のインパクト

派手ではないが、いま最も重要な材料テーマの一つ 半導体や電子機器の進化を語るとき、私たちはついチップの性能や処理速度、AI向け演算能力の話に目を奪われがちだ。だが、現実の製品開発では、優れた半導体を載せるだけでは足りない。発熱をどう逃がし、しかも安全に絶縁を保つかという、いわば“縁の下”の材料技術が、製品の信頼性や寿命、設計自由度を大きく左右している。PCB、つまりプリント基板向け放熱材の開発は、...

Cerebrasは特許でどこまで戦えるか――IPO前に問われる知財の実力

上場直前に問われるのは、売上だけでなく「守れる独自性」だ AI半導体スタートアップのCerebras Systemsは、2026年4月17日に米SECへForm S-1を提出し、NASDAQ上場を目指す姿勢を正式に示した。会社側の発表でも、Class A普通株のIPOに向けた登録届出書を提出したと明記している。足元ではAI半導体市場を引っ張るNVIDIAの時価総額が約5.1兆ドルに達しており、Ce...

“老舗の知財”は守りではない――ミツカンが示した攻めの活用法

今回の受賞は、食品会社の表彰以上の意味を持つ ミツカングループは、令和8年度の「知財功労賞」で特許庁長官表彰(知財活用企業〈特許〉)を受賞したと発表した。特許庁・経済産業省の公表でも、株式会社Mizkan Holdingsが特許庁長官表彰の受賞企業に含まれている。 このニュースは、一見すると「老舗食品企業が知財で表彰された」という穏やかな話に見える。だが実際には、かなり示唆的だ。なぜなら、知財功労...

半導体の未来はEUVだけで決まらない――湿式プロセス自動化の衝撃

半導体研究の現場で、いま静かに重要性を増しているもの 半導体の話題というと、私たちはつい最先端の回路線幅やEUV露光、AI向け先端チップの性能競争に目を奪われがちだ。だが、実際の製造や研究開発の現場を支えているのは、そうした華やかな工程だけではない。洗浄、エッチング、表面処理、現像、剥離といった、いわゆる湿式プロセスこそが、歩留まりや再現性、そして量産への橋渡しを左右する極めて重要な土台になってい...

mRNAの取り分をめぐる争いは終わらない――CureVac対モデルナの意味

いま起きているのは、後追いの訴訟ではなく“技術の清算”だ 独CureVacがモデルナを提訴したというニュースは、表面的にはコロナワクチンをめぐる特許紛争の新展開に見える。実際、報道によればCureVacはモデルナのSpikevaxが自社のmRNA技術を侵害しているとして、米国で訴えを起こし、売上に基づくロイヤルティ相当の損害賠償を求めている。今回の訴訟では、CureVacは8件の米国特許を主張して...

ルンバ失速の戦犯は何か――特許戦略が招いた後れ

量では勝っていたのに、市場では負け始めていた ロボット掃除機の代名詞だった「ルンバ」を生んだ米アイロボットが、中国企業に主導権を奪われた背景は、単なる価格競争だけでは説明しきれない。もちろん中国勢は安かった。だが本質はそれだけではない。アイロボットは長年、膨大な特許群と先行者利益を持ちながら、消費者が欲しがる機能の変化に対して、知財の守り方と事業の進め方をうまく噛み合わせられなかった。2024年末...

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冒頭の抜粋文章がここに2〜3行程度でここにはいります鶏卵産業用機械を製造する共和機械株式会社は、1959年に日本初の自動洗卵機を開発した会社です。国内外の顧客に向き合い、技術革新を重ね、現在では21か国でその技術が活用されていますり立ちと成功の秘訣を伺いました...

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