仮想スニーカーで新市場開拓

スニーカーの愛好家やコレクターは、日本国内はもちろんのこと、世界中に広く存在し、レアなスニーカーはプレミア価格付きの高値で取引されています。

そして、スニーカーメーカーとして世界的に著名なNIKEは、このスニーカーの販売を仮想空間、メタバースに展開し、仮想空間における「バーチャルスニーカー」の取引を手がけようとしています。バーチャルスニーカーは、例えばメタバース空間における自分のアバターに対して着用させるギアとして扱うこともできますし、現実の(物理的な)シューズと併存した形で扱うことも可能です。

ところで、熱狂的なスニーカーコレクターならずとも、自分の気に入ったシューズを売買する上で、販売者及び購入者を悩ませ続けているのが「模倣品・偽造品」の存在です。このような「ニセモノ」の存在は、結果としてブランドの価値を下げてしまい、メーカーにもユーザーにも不利益をもたらすものといえます。

そして、模倣品の問題は現実世界だけでなく、デジタル世界においても同様の問題をもっています(むしろ現実世界よりコピーが容易といえますね)。

今回紹介する発明は、NIKEが、現実世界及びデジタル世界での真正品の取引を行うために、アパレル製品を暗号化デジタルアセット(非代替性トークン:NFT)として取引することで、模倣品が入り込むことができないシステムを提供しようとする特許となります(特許番号:US10475306B1、登録日:2019年12月10日)。

暗号化デジタルアセットは、現在すでにブロックチェーンテクノロジーによる高い信頼性をもって取引・流通されているものですので、この仕組を利用して真正品の取引を行うことが特許の基本概念となっています。

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