モノとインターネットで世界を変えるIoT技術3選
INTRODUCTION
近年、IoT(Internet of Things)技術が確立されて本格的な活用が始まり、IoT技術によって、従来のビジネスを変えるような先進的なビジネスが登場し始めています。
IoT技術は様々な既存ビジネス、既存商品の存在価値・利用価値を飛躍的に高めて、新たなビジネスモデルを確立していると言えます。
今回、+VISON編集部では、様々な分野の中でも、特に飛躍的な技術的進歩を達成している農業、美容、玩具などの分野に着眼してみました。
まず、はじめは農業とIoT、さらにドローンなども組み合わせて、超省力・高品質生産を実現するいわゆるスマート農業です。この分野では、圃場状況をカメラやドローンでチェックしたり、畑に設置したセンサーから取得した情報をもとに、スマートフォンから水やりや肥料などの供給をコントロールするといった事例があり、注目されております。
次に、IoTと玩具。従来から存在する玩具はそのまま、その中に組み込まれる電池をIoT化して、その玩具自体もIoT化してしまう、話題のIoT玩具(IOT)なども登場しております。
最後にIoTと美容。近年、おうち時間が増える中、わざわざ専門店にいかなくても、おうちで専門的な診断、チェック、アドバイスを受けられる製品が登場してきております。その中でも、各社がしのぎを削って開発を進めている「スマートミラー」が注目されております。このスマートミラーは美容の新しい市場を開拓するともいわれており、大手メーカーからスタートアップまで独自技術(IoT、さらにはAI)を使って製品が開発が行われております。
今回は、IoTの活用事例の中でも、特に農業、美容、玩具の分野に絞って、特許をご紹介したいと思います。