テクノロジーと人の二刀流で野球が進化!

INTRODUCTION

ピッチャーとバッターの二刀流といえば、そうです。皆さんご存知のアメリカメジャーリーグで活躍する大谷翔平選手ですが、今回+VISIONとしては、テクノロジーと人の二刀流で野球がどのように進化したのかにスポットを当ててみました。その進化を支える特許をご紹介します。

まずは、スクリーン野球についてです。
スクリーン野球はスクリーンゴルフの野球版で、小さいブース面積でバーチャルなバッティングが楽しめる、シミュレーションスポーツの一つです。つまり、室内で行うバッティングセンターのようなものです。

実は、屋外と異なり、室内で行われるスクリーン野球では室内に設置された照明の影響を受けやすく、ボールの正確な位置情報に影響を与えることがあります。今回は、このような課題を解決する発明をご紹介します。

次に、自由視点映像「ボリュメトリックビデオ(Volumetric Video)」についてです。
ボリュメトリックビデオ技術は、空間全体を3Dデータ化し、コンピュータ内のバーチャル空間のあらゆるアングルから映像を生成できる技術です。

近年では、野球等のスポーツ中継において、例えばピッチャーが投げたボールをバッターが打った場合、通常であればピッチャーの後方からの映像でしかバッター表情をとらえることができませが、この技術を利用すれば、バッターの横へ回り込み、打つ瞬間や走っているそばの映像など、あらゆる角度からバッターの表情を映し出すことができます。今回は、このような発明をご紹介します。

最後は、野球のグローブに関する発明です。
現在のグローブは野球というスポーツが誕生してから長い年月をかけて進化して、今の形状になります。

普段、+VISIONでは、最先端の特許をご紹介しますが、このグローブについては特許の歴史を追いかけてみたいと思います。

CONTENTS

  • #1スクリーン野球の必須システム


  • 「スクリーン野球」ってご存知でしょうか。スクリーンゴルフというのは結構前からカラオケやバー・カフェ、ゴルフ用品店などに併設されていたりして、利用された方もいらっしゃるかも知れません。スクリーン野球はスクリーンゴルフの野球版でして、小さいブース面積でバーチャルなバッティングが楽しめる、シミュレーションスポーツの一つです。

    このようなスクリーン野球は、スクリーン側からピッチングマシンでボールを射出し、このボールをバットで打つ、という遊び方をするのですが、打球の軌跡がスクリーン内に映し出されるのが楽しいわけです。このようなリアルタイムでの映像は、射出されたボールや打撃されたボールを、主として天井に設置されたハイスピードカメラで撮影し、その位置を高速演算することで映像化されます。

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  • #2野球史上初の自由視点映像技術とは


  • 皆さんは「ボリュメトリックビデオVolumetric Video」という言葉をお聞きになったことはあるでしょうか。ちょっと聞き慣れない、新しい言葉かもしれませんね。ボリュメトリックビデオ技術は、空間全体を3Dデータ化し、コンピュータ内のバーチャル空間のあらゆるアングルから映像を生成できる技術です。

    こう言われてもピンとこないかもしれませんね。

    野球やサッカーなど、スポーツ中継においては複数のカメラで撮影を行い、それらのカメラを切り替えて放送することが一般的に行われています。

    しかし、野球球場やスタジアム全体をリアルタイムでキャプチャして3Dデータ化し、これにより得られるバーチャル空間で、自由な視点からスポーツ観戦ができるとしたら、どのように思われるでしょうか。そんなことできるわけない、と思われるかも知れませんが、実はもう、実用化されているんです。

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  • #3野球黎明期の特許グローブ


  • 野球の歴史を紐解くと、1839年にニューヨークで生まれたスポーツとのことです。1875年には国際試合が開催され、20世紀になると国際野球連盟(IBAF)が設立され、現在でも愛されるスポーツとなっています。

    野球で用いられるグローブの歴史としては、1870年代から使用されるようになったそうです。それまでは素手でボールを捕っていたとか。

    今回紹介する発明は、1911年に出願された野球グローブに関する特許です。もちろん現在では特許権の効力は失われていますが、単なる「手袋」の延長にすぎなかった捕球グローブを、現在の形に進化させる1ステップになった発明であることは間違いありません。

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  • #4CONCLUSION

  • 野球好きの人もそうでない人でも、二刀流の大谷翔平さんの活躍は連日ニュースで目にするかと思います。今までにないことにチャレンジをする人を見ると、夢がありワクワクしますよね。

    スポーツは選手が頑張る姿や、限界に挑む精神、汗や人間らしさが魅力であり、テクノロジーが関与することには賛否両論あるかと思いますが、昨今はスポーツとテクノロジーを組み合わせたスポーツテックと言われる分野が成長しており、その影響で新しい観戦体験や練習、分析、戦術、作戦など、より激化し変化しています。

    今回は既に人気スポーツである野球がテーマでしたが、今後スポーツテックの影響で、マイナースポーツの掘り起こしがあると予想しています。

    それ以外にも、過去にインタビューさせて頂いた「HADO」のようなテクノロジーを駆使した、新しいスポーツも徐々に増えてきており、今までのスポーツの市場がさらに拡大し、新規参入のビジネスチャンスもあると思います。

    新しいエンターテインメントとして捉えれば、テクノロジーもより楽しむための素材として良いものではないでしょうか。

    今後スポーツテックは追いかけていきたいと思いますので、ご期待ください!



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