+VISION

vol.3//

映画やアニメの世界が現実に!
憧れのハイテクモビリティ

INTRODUCTION

最近ニュースなどでも話題になっている「MaaS(マース:Mobility as a service)」という言葉をご存じでしょうか?
MaaSはいわゆる“モビリティ革命”とも呼ばれ、ICTを活用した新たな「移動」の概念です。MaaSは北欧・フィンランドで始まりましたが、現在では世界中に広がり、日本にも導入されつつあります。その他にも身近な存在として、自動運転技術やドローン、電動キックスクーターなど新しい乗り物を簡単に手に入れることも出来る時代になりました。

今回はさらに最先端をいく空飛ぶ飛行機など、小さいころに憧れた乗り物を実現する特許技術をピックアップし解説します。

目次

ホバーボード

空中ボード移動が日常に

空中ボード移動が日常に

映画の世界「バック・トュー・ザ・フューチャーPART2 」、「バック・トュー・ザ・ フューチャーPART3 」にも登場した空飛ぶスケートボード。
そのボードに颯爽と乗る姿は、格好良く、憧れそのものという方も多いのではないでしょうか。この空飛ぶスケートボードにあなたも乗る!そんな未来があったらいい!と発明されたのが、ホバーボードです。ポイントはボードについている4つのエンジンです。このエンジンが電流と磁界を利用して、ボードを浮上させます。また映画の描写のように、ボードの角度を変える事で、右や左にと進む方向を自由自在にコントロールできます。現在は伝導性円盤の上、例えばアミューズメントパークのような限られた場面でしか使用できません。しかし自転車のような、日常の交通手段となる日も近いかもしれません。

■従来の課題

ホバーボードとは、地上を浮遊するボードのことであり、車輪のないスケートボードに似ている。

空飛ぶ自動車

渋滞フリーな未来の予感?

渋滞フリーな未来の予感?

SF映画の金字塔「フィフス・エレメント」に登場する近未来的空飛ぶ自動車。
SF映画の金字塔「フィフス・エレメント」に登場する近未来的空飛ぶ自動車。渋滞を気にする事なく、好きな時に、好きな場所に直接行けるという夢のような話です。しかし現在まで、交通法と技術の関係で実現は難航していました。具体的には、交通法で義務付けられているリアバンパーを装備した状態では、飛んでいる間の空気の圧力や摩擦力が高くなり、安全性が確保できていませんでした。今回の発明では、道路使用時に本体を支える車輪と、本体の後部の水平な翼、そして飛行時に展開可能な翼との装備方法を工夫しました。この工夫によって、道路で走行時に必要なリアバンパー機能をクリアする最小サイズを実現しつつ、飛行中も空気の圧力と摩擦を減少させる事に成功しました。これによって空飛ぶ車がより現実的なものとなり、道路状況を気にしないで目的地に行ける日も近いかもしれません。

■従来の課題

空飛ぶ自動車を道路使用する場合には、公道での使用に関する規制要件を遵守するために、リアバンパーを装備する必要があります。

水中散歩

海と繋がる潜水艦でリアル海体験!

海と繋がる潜水艦でリアル海体験!

地上では見られないような目にも美しい魚や植物が海には生息していて、その幻想的な雰囲気には魅了されます。
この魅惑的な海を体験したくとも、今までは潜水艦の窓から風景として眺めるのがメインでした。それでは物足りない!もっとリアルに海を楽しみたい!ということで発明されたのが<水中観光及び体験用の有人潜水艇>です。この発明によって、潜水艦は密閉された空間という先入観が覆されました。というのも潜水艦の乗員は、身体が海水に触れながら、窓越しの海も楽しめるからです。この発明のキモとなるものがドーム状の透視窓です。ドーム状の透視窓と潜水艦本体とを離して設置する事で、透視窓への浸水を防ぐことが可能になりました。また潜水艦本体に海と繋がっている部分があるので、その場でスキューバダイビングもできちゃう新感覚海観光がスタンダードとなる未来も近いかも?

■従来の課題

一般的に、潜水艇は、船首と、船尾と、人が搭乗する乗務員室とを有します。

INTERVIEW

ライター

真下遼


株式会社白紙とロックCTO。院生時代に漫才ロボットというユニークな研究に携わり数々の賞を受賞する。趣味は格闘ゲームで、休日は時間を忘れて徹夜することもある程

——特許の概要をお聞かせください

ユーザが達成したい物事や興味のある事等に関したキーワードを一つ入力すると、その達成までの手順(プロセス)を5つ程度に分割して提示するシステムです。 例えば、「久しぶりにスーツを着るけどネクタイの締め方はどうだったか」といったちょっとしたことから「ギターを初めたいけど初心者は何から手を付ければいいのかわからない」といったような時に、知りたいキーワードを入力して、その問題解決を即時的に行える手助けとなると考えています。

——アイデアのきっかけとなったエピソードなどはありますか?

現在、なにかを調べる時に検索エンジンを使うのが最も簡潔かつ一般的になりました。ただ、検索した膨大なページ結果から目的の情報を探すのは今でも困難かつ手間だと思います。 エピソードとしては、ベルギーで切符の買い方がわからなくて、咄嗟に調べたのですが、電車がもう来るかもしれない状況の中で具体的なやり方がなかなか見つからなくてやきもきしたことがあり、簡単にやり方を箇条書きで出してくれればいいのにと思ったのがきっかけです。

——日頃の考え方やモノゴトに取り組む姿勢など、自分のどのような部分がアイデア発案につながったと思われますか?

自分はめんどくさがりなので、日々の生活において面倒だ、これはやりたくない、いやだなと思うことも多いので、それをなんとか回避できる手段はないだろうかというある種姑息な部分は影響しているかもしれません(笑)
あとはわりとテレビ好きなのですが、中でもドキュメンタリー番組だったりワイドショーの一商品紹介コーナーだったりを観ている時などは、分野は違えどもアイデアや考え方を得るヒントになっていると思います。

——開発に関して、一番大変だったことはどんなことですか?

ステップアップ検索という名前で最初実現に向けて取り組んでいたのですが、既存の検索システムは、全てのことに対して結果が返ってきていたのですが、どのようにして全ての問題にたいしてステップアップして検索結果を返答させればいいのかが、大変でした。「学び」「行動」「手順」に関して焦点をあて、検索システムを開発することで、今までにない、新しい検索システムを開発することが現実的になりました。

——特許取得に至るまで、どれくらいのコスト(開発・特許申請の金銭面、労力面)が必要でしたか?

考案だけでも半年〜1年弱時間がかかりました。また、そこから弁理士の方に、わかりやすく説明をして、提出まで半年ほどかかりました。合計で2年弱ほどかかりましたかね?
また、弁理士費用に関してはスタートアップ支援ということで、特別価格でやっていただきました。(注1)特許事務所などへの特許出願依頼は30~50万円程度が相場

——今回の特許の未来への展開・発展、もしくは、新たな企画の方向性など、これからの活動について、公開できる範囲でお聞かせください。

今後は、必要とされる企業様に、カスタマイズを行い、様々な企業様に導入していただきたく思っています。使用用途としては、調査・教育・マニュアル・介護などに最適かなと考えています。

■概要

発明の名称:質問応答システム、装置、方法、サーバ装置及びプログラム
出願番号:特願2018-190543
特許番号:特許第6467678号
出願日:平成30年10月8日
登録日:平成31年1月25日
出願人:モンド・ラボ株式会社
発明者:真下遼